ソーシャルワークは魂の仕事、生きていくことのすべて

みなさま
本年もみなさんとともに、学び合い刺激を及ぼし合い、豊かな場となるよう努めて参ります。どうぞよろしくお願いします。
さっそくですが、12月に行われた「ソーシャルワーク基礎研修」を受講した方よりいただいたご感想を、この場で分かち合いたいと思います。
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この研修で感じたことのうち、大きなことの一つは、「ソーシャルワークは魂の仕事、生きていくことのすべて」だということです。そしてソーシャルワーカーが今の社会でとてもとても重要な存在だと、改めて強く感じました。
山下さんが素晴らしいソーシャルワーカーであるのは、山下さんが心から「相手を尊重」してやってこられたからであり、それは山下さんの「生きていく姿勢」だと感じました。
また、「相手を尊重する」という姿勢はソーシャルワーカーとして活動していない方々も、社会で生きているすべての人が大切にすべきことであると思いました。
様々な言動には全て意味があり、その背景を想像することは、日々社会の中で生きていく中でもとても重要なことだと改めて思います。
もともと、学生時代、社会福祉・社会政策などを勉強する中でソーシャルワークというものを知り、卒論の調査でソーシャルワーカーの方と一緒に現場をたくさん回らせていただいた経験から、いつか私もソーシャルワークに携わりたいという思いがずっとあり、今回研修に参加させていただきました。
現在は福祉の対人援助職に携わっているわけではないため、社会の理不尽な現実をニュースなどで目の当たりにするたびに、「自分に何かできることはないか」と悶々としていましたが、相手を尊重する、という根本意識をもって生きていくことは、ソーシャルワーカーになる前から自分の周りの社会に対して自分ができることはなのではないか、ということを感じることができました。(恥ずかしながら余裕がない時にその根本意識を忘れてしまうことがあるため…)
もちろん、今回の研修を通して、ソーシャルワークに携わりたいと言う気持ちは以前よりもさらに強くなりましたが、悩み、迷いながらも、まずは自分のできることから始めてみたいと思います。
最後に、今回の研修では、ソーシャルワークについての勉強だけではなく、山下さんとの関わりや、コスモス村の豊かな自然、美味しいご飯、一緒に過ごしたメンバーとの時間から、とても「生きる力」をいただくことができました。日々忙殺され見失いかけていた大切な気持ちを取り戻すことができ、心身ともに豊かな、とても貴重な機会を、本当にありがとうございました。