人智を越えた、遺伝子レベルで組み込まれた営み

10月の研修に参加された方からの気づきです。感謝してシェアします。「人智を越えた力」、対話の中での体感を伝えてくださっています。
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先住民族の世界観に通じる修復的対話。ある時代の、ある場所で、発生したわけではなく、誰かが始めた手法でもない。世界各地の先住民族において、申し合わせもしていないのに、自然と、何処の先住民族も、お互いを尊重し、理解し合おうとし、対立も対話によって折り合いをつけてきた営みが現代でも残っている事に、とても感銘しました。そもそも、ヒトには、そのような感性や心が働くよう、人智を越えた遺伝子レベルで組み込まれているのかもしれません。一人ひとりのヒトに、その人智を越えた力が発揮されるからこそ、地球環境とも上手く調和を取りながら、人類の歴史を今日まで紡いできたのですね。
そんな、一人ひとりは全てに繋がっているという壮大な修復的対話の理念を、寝食含めた研修全体で実感しました。偶然ですが必然でもあったような、今回ご一緒した研修参加者の方々との出逢いにおいても、敬意を持って感謝です。
研修中は、心の内の声や想いを言葉にして話すってどういう事なのか?どんな過程を得て話してみようと思えるのか?
対して、どうしたら相手の心の内の声を歪みなく受け止める事が出来るのか?そもそも聴くってどういう事なのか?
そして、話すも聴くも実現するのはどんな環境か?
考えながら参加していました。公私ともに、疑問に思い、考え、試行してきた事を確認する研修でもありました。
修復的対話の良さは、全てにおいて主体性が保障されていること。そして共に育み紡ぎ出していく理念が根底にあること。何より、机上論ではなく、あらゆる応用に長け、日常場面で実践できること。修復的対話が、より身近に広がっていくと良いなと思います。今後も、より深く、継続して学び、実践にも携わっていきたいと思います。