ソーシャルワークという学問が改めて好きだと思えた

10月にソーシャルワーク基礎研修講座が行われ、参加者さまよりご感想をお寄せいただきましたのでご紹介します。

 

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休憩中も食事中もずっとずっと繋がっている感じがして、それが安心感にかわりました。あんなにスマホをいじる時間がもったいないと思った時間はここ最近ありませんでした。

 

社会福祉士の資格試験の勉強を始めたタイミングで受講することができ、テキストにあった言葉が生き生きと動き出したような感覚がありました。テキストの字を追うだけではなく、もっと幅の広い視野を持ちながらの勉強を大切にしていきたいと思います。

 

私はソーシャルワークや福祉関係の勉強、仕事と無縁だったため、参加前には山下先生についても全く存じ上げず、また講座自体や他の参加者の方に対しても少なからず不安を感じていました。ところが、その心配もログハウスに着くと瞬く間に霧散して、楽しい3日間となりました。

 

先生の講義は、初心者の私にも分かりやすく、そのお人柄と若いうちの生き様が伝わってくるものでした。現在、難民に対する支援事業に携わっていますが、SSWもクライアントを難民に、環境を彼らのホストコミュニティや受け入れ国政府に置き換えれば、同じことが言えます。その共通性がソーシャルワークを身近なものにしてくれました。この講座で学んだことを今後の活動に活かしていきたいと思います。

 

偶然にも参加者全員が異なる立場で、各々が様々な経験や問題に基づいて話し合ったのがよかったと思われます。このため、私も疎外感を感じることなく皆さんに馴染めました。

 

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間接支援をして、コンサルテーションをしていれば上司の評価が上がるという現場がほとんどです。直接子どもの声を聞いていくのが組織の中で働く上で、どんどん動きづらくなっています。山下先生の”いいんじゃない”という言葉、直接支援に重きを置かれている考えに救われました。(直接支援に重きを置かないソーシャルワークなんてないと思いますが)

 

山下先生が日本に取り入れてくださったSSWを改めて取り戻すべく、私も一人のSSWrとして微力ですが現場に立続けていきたいと思っています。本当にSWという学問が改めて好きだと思え、1人の人の人生の伴奏者として隣にいさせて頂けることがどれほどのことなのか、改めて考えさせられました。コンサルテーションなどでその人の伴奏者になれるものか!!と思っており、私は汗水流している泥臭いところがソーシャルワーカーの好きなところだと実感しています。

 

山下先生との余談で出た、山下先生の声で”いいんじゃない”と言ってくれるお人形の製作をぜひとも前向きに考えていただきたいです(笑)