11月上旬に実施されたRJフォローアップ研修について、お寄せいただいたご感想をご紹介します。
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2人いればすでに修復的対話は必要です。人が違えば考えが違い、背景が違い、行動も違うでしょう。 友人やグループや団体や会社や地域や、とにかく複数の人間間での紛争や葛藤の解決の方法としての修復的対話に至る過程として、一緒にご飯を食べたり、自然の中に身を任せていい空気を吸ったり、散歩したり、そんな感じで波長合わせをすると、スムーズに話し合いに入っていける感じがします。
最近とある中学での実践で効果を現しているRJサークルは、私にとってはやはりフィンドホーン式シェアリングに似た神聖さを感じます。
ここに集まる人はソーシャルワーカーさんとか福祉関係者でしょう? というのは全くの誤解です。気になった方は誰でも安心して参加できます✨
一方的な解決策を強要されることなく、対立する人が、それぞれの思いや希望を表明し、その中から最善な解決策を作り上げる。一度で問題を解決することが目的ではなく、対話によって、問題を少しでも「軽減」することを目指す。
対立する当事者同士(加害者と被害者など)を対面させることに、抵抗と心配を感じていたけど、お互いに対話をする意思と準備ができている場合に行われ、参加は強要されない。参加者の安全が確保されなければ修復的対話は行えない。山下先生も、二次被害を生むことは避けなければならないし、ファシリテーターの経験不足から、参加者が傷付くことはあってはいけないので、なかなか対立場面での修復的対話(コンファレンス)の実行は難しいし、慎重でなければならないと話していて、安心した。
「コンファレンス(対立関係にある人たちの関係修復を目的とする)」は難しいけれど、「RJサークル(関係を作り、対立の予防を目的とする)」なら、安全に行いやすい。
コンファレンスでも、サークルでも、
基本的なルールは4つ。
★お互いを尊重する。
★相手の話をよく聞く。
★相手を非難しない。
★発言しなくてもいい。
この4つは、気持ちよく人と付き合う為にも必要なルール。みんなでこのルールを身につけたら、大きな問題は起こりにくいと思う。
対話は「予防」にもなる、という点が好きだ。
それぞれが安全に話せて、意見を尊重される体験することによって、対話的な思考や振る舞いが、(構造化された対話場面のみの態度ではなくなって)人の基本的な能力として身についたら、もし、対立が起きても、早い段階で対話による解決が見込めるようになる。それは、平和で調和のとれた集団や社会を作る事につながる。きっと、居心地が良いと思う。
今回、修復的対話について教えてくださった山下先生自身が対話的な存在で、とても素敵だった。
人が対話的な態度でいるには、思考も大事だけど、まずは基本的な欲求(食欲、睡眠、安全など)が満たされることが大切で、コスモス村には、それらが揃っていた。さらに、豊かな自然や、クリス村長の存在が、私にはとても魅力的だった。