他者との対話の前に…

9月に開催された『修復的対話講座』へ参加された方よりご感想を頂きましたので、シェアさせていただきます。

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-講演を聞いたりご著書を読むだけだとなかなか理解が深まらないし、身につく感じにならない。この研修は少人数でゆっくりとしたスケジュールが組んであって、実際にワークを体験しながら、その場で疑問に答えてもらえ、意見を交換しながら学んでいくので、学びが自分のものになりやすい。
 
-しかし何と言ってもコスモス村の空間そのものが暖かくて豊かに参加者を受けとめ包んでくれる。赤松をはじめ高原の樹木に囲まれた素敵なログハウスに、本、本、本、映画、CD、世界を旅してこられた民芸品や調度品に囲まれ、食べきれないほどの新鮮な山の幸の食事、コーヒー、お茶(山下先生手ずからハーブを積んで入れて頂いた)を頂きながら、丁寧な学びの時間を過ごす。こんな豊かな思いをしたことがない。

-対話の時間、空間、機会を作ることが大切だと思いました。他者との対話の前には、自己の中での対話が生じ、自己理解につながり、他者の価値観を受け止める土壌を作るのだろうと感じました。自分と他者の違いが新たな発見も含めて感じられるのだと思います。
『尊重する』とはどういうことか、思いに耳を傾けてどう受け止めていくかを、もう一度しっかりと考えていきたいです。

-そして『宇宙や世界の調和』ということまでは考えたことはありませんでした。『調和』や『対話』を心がけると、物事の見方や捉え方がよい方向に向かうように思います。しっかりと対話ができれば、修復が可能となり、調和がはかれるのでしょう。ただ実際に体現していくのは時間がかかり、難しいとも感じました。ちょうどよいほどほどのところで結着するという部分がよいですね。