背景が異なる者同士の学び

先日、無事に6月のソーシャルワーク基礎研修講座を終えることができました。以下、代表の山下よりご報告させていただきます。

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時間が流れる速さの感覚は不思議なもので、時計が刻む時間と身体が感じる速さには大きな違いがある。
ボクシングの真似事をしていた頃は、1ラウンのド3分間が永遠の長さのように感じていた。
コスモス村の研修に関していうと、毎月第3週の金曜日から日曜日にかけて実施しており、おおよそ決まった時間の間隔がある。

しかし、その間隔を長く感じたり短く感じたりすることがある。6月の研修を昨日終えたばかりなのだが、5月の研修からはずいぶん間が空いていた気がした。
どうしてそのように感じるのかは分からないが面白いことだと思っている。

という他愛もない雑感はさておき、6月のソーシャルワーク研修は雨天の予報にもかかわらず、3日間とも雨が降ることもなく終えることができた。

今の時期は、緑が濃く家の四囲はに木々の囲まれて、まさに自然の中での研修という実感がある。

今回も、いろんな地域からソーシャルワーク教育に携わる方から、日々の実践に奮闘されている方、さらにはソーシャルワークというものについては、ほぼ初めて触れる地域での活動者の方など、参加された方々の顔ぶれは多様だった。

同質のグループの研修もいいが、参加者の背景がいろいろ異なるというのも、相互に学び合う機会が多々あるため、いいことだと思う。

ソーシャルワークに関する知識や経験がない方が参加され、研修を通してそれに対する興味を触発される場面に立ち会えるのは嬉しいことだ。

研修を終えて別れる時には、いつも名残り惜しさを覚えるのだが、そういう気持ちを抱ける機会があるのはいいものだ。